ども、イマシタです。
皆さん時計型薪ストーブってご存じですか?
ドラマ「北の国から」で東京から富良野に引っ越した黒岩さんご一家が
電気もガスも水道も通ってない家で暮らすとき使ってた薪ストーブ…
伝わんないか。
要は、これ
これが時計型ストーブと言われるやつです。
僕はこれをキャンプに持って行きます。
8年以上使ってみてメリット・デメリットがわかって来たので
今日はそれをお伝えしますね。
- 秋・冬キャンに向けストーブ導入しようとお考えの方
- キャンプの暖房器具をお探しの方
- そもそも、こんなものがあると知らなかった方
そんな方たちは参考にしてみてください!
最後の方では組み立て方も写真で解説していきます!
ホンマ製作所時計型薪ストーブのメリット・デメリット
まずはメリットから
- コスパ最強!
- 大きな薪もどんどん入る
- 充実の火力!
- 意外とコンパクトにまとまる
てな感じ。
で、デメリットは
- 大きい
- 煙が多い
- 注意が必要
くらいなんです。
とっとと解説します。
メリット①コスパ最強!
僕が使ってるのは、ストーブコンロセット APS-52BGというものだと思うんですが
その当時は入れ物(今はバッグですが当時はBOX)からいろんな買い足しのも含めて20,000円切ってたと思うんですよね。
煙突2本買い足して断熱材買って。
今のお洒落なやつなんて本体だけで大体30,000円から60,000円はしますからね。
すべてが揃って、しかも安心の日本製でこのお値段は魅力的です!
メリット②大きな薪もどんどん入る
説明書では最大薪の長さは45センチとあります。
僕は大体35センチくらいの薪を使います。
こんな大きさのやつでも軽く3本~4本は入ります。
もったいないんで入れたことないんですが…
メリット③充実の火力!
これだけ大きな薪も入れられて、燃焼効率もいいので
盛大に焚火ができます!
ロケットストーブ的な使い方をすると、ストーブ全体が”ぼうっ“と赤く染まります。
充実の火力なんで、羽釜ご飯やチャーハンなんかもできちゃいます!
メリット④意外とコンパクトにまとまる
僕が買った時はケースに入れられてました。
このベランダボックスに
こんな感じに
まあ、78センチ×49センチ×49センチってでかいはでかいですけど、このくらいにまとまります。
デメリット①大きい
シンプルに大きいです。
メリットでもあるんですけど。
大きいので、大型テントへのインストールしかできないのではないかと。
ランドロックにインストールしたのがこちら
小型のテントでは無理ですね。
まあ、僕も完全インストールは真冬くらいなんで、
そのほかの季節は外に出してます。
なのでタープ泊でも全然いけます。
当然収納場所も考えなければいけません。
デメリット②煙が多い
空気の循環がうまくいくようになるとさほど気になりませんが、火のつき始めは黒煙が出ます。
薪ストーブでの空気の流れをざっくり説明すると
- ①ストーブの中で薪などが燃える
- ②燃えた時に出る煙やガスが熱風となって煙突から排出
- ③熱風が出ていくので吸気口から空気がストーブの中へ供給される
基本、この①~③の繰り返しなわけです。
うまく循環しだすと炉内が高温になり余計なガスなどを燃やしてくれます。
そうすると黒煙は出なくなります。
そこまで行くのに10分くらいかかるので、それまでは多少周りに迷惑かけることになります。
注意が必要
火災と二酸化炭素中毒に細心の注意が必要です。
必ず二酸化炭素測定器は携帯するようにしましょう。
ホンマ製作所時計型薪ストーブのメリットの方が大きい。
ソロキャンとかコンパクトにまとめたい方には不向きかもしれませんが
ファミキャンやグルキャンで、多少余裕がある方は
冬キャンに向け薪ストーブの導入を考えてみるのもいいかもしれません。
ホンマ製作所時計型薪ストーブとの出会い。
今は昔に比べるとキャンプにストーブを導入する人が増えてきました。
おしゃれなやつもありますし。
でも、僕がキャンプ沼にハマり始めた10年前は、薪ストーブをキャンプに導入してる人は少なかったように思います。
武井バーナーとかカセットコンロの簡易ストーブはありましたが。
そんな中、なぜ僕は薪ストーブを導入したかというと…
死ぬ目にあったからです!
冬キャンを甘く見て凍え死にそうになりました。
で、暖房器具を探していたのですが、武井バーナーのような高価なものは手が出せなかったし、ガスのコンロもさほど温まらないという事聞いてたし。
で、思い出したんです。
北の国からの時計型ストーブを。
あんなのキャンプに持っていけんよねぇ…
と思ってグーグル先生に聞いてみたわけです。
「キャンプ 薪ストーブ」検索…
今でこそ上がってきませんが、その当時は、北陸や北海道のキャンパーの方たちが
薪ストーブを大きめテントにインストールしている個人ブログが思いがけず上がってきました。
それも結構な数。
こんなんできるんか…
夢のような光景でした。
なぜ自分の周りでは見かけなかったのか?
なぜ、僕の周りでストーブを導入してる人を見かけなかったのか?
多分、以下のような理由からではないでしょうか?
- キャンプ人口の絶対数
- 住んでる地域
- ストーブ導入の必要性
みたいな感じ。
キャンプ人口の絶対数
それこそ十数年前は、ちょうど第3次キャンプブームの入り口くらいで、今のような絶頂期ではなかったので、そもそもの分母が少なかったように思います。
現に今では九州でも、多くの方が、用途に応じて薪ストーブを導入していらっしゃいます。
冬キャン人口も少なかったです。
最近は年越しキャンプやってませんが
最初の年越しキャンプのときは僕ら含めて2組でした。
ゴールデンウィークでさえこのくらい。
住んでる地域
僕は、今、九州・福岡に住んでるんですが、雪が積もって交通マヒするというのは
1年に数日、それも、有るか無いかです。
当然、標高が高いところでは常雪しているんでしょうが、
北陸や北海道などと比べると
「ストーブを導入してでもキャンプがしたい」
という期間が、非常に短いように思います。
大雪警報が出て、慌てて車のタイヤチェーン買うくらいですから。
それくらい暖かい地域に住んでいるからなんです。
ストーブ導入の必要性
上の事とも関連するんですが、ストーブ、それも大型のやつを導入する必要性があまり感じられないんじゃないのか?という事です。
あ、昔ですよ、昔。10年位前。
今はキャンプブームで色や形や種類なんかもたくさんありますが、僕が探してた時は、ホンマ製作所のやつか新保製作所くらいしかなかった覚えがあります。
一年を通してとりあえずキャンプができる九州ですから、
そんな真冬に好き好んでいかなくてもいいという気持ちが働いていたんじゃないかと思うんです。
これが、関東以北の方たちは、僕ら九州の人間が真冬と感じる寒さが秋キャンや春キャンで襲ってくるのではないかと。
だとすれば、薪ストーブの導入の必要性が増すのではないかと。
きっと、暖房の生活の親密具合が北と南では違うんじゃないかと思ったんです。
勝手に思ってるだけだけどな!
だから10年前は、九州にいる僕が薪ストーブを使っていたのが珍しかったんだと思います。
意外と簡単!ホンマ製作所時計型薪ストーブの組み立て方
ほんの5分もあれば組み立てられます。
①BOXの中から出す
②足をつける
片方ずつつけると簡単です。
反対側も
③煙突をつける
今回はテントにインストールする方法をお見せするので先に遮熱版を組み立てます。
この遮熱版も自分で作りました。
テントの幕を熱から守ります。
手前の三角板は二枚の板を丁番でつないだだけ
これを組み立てます。
付けてあるボルトを外し、三角板をかぶせ、ボルトとナットで締めます。
するとこんな感じで自立します。
銀色のやつは断熱材です。
この中にも煙突が入っています。
これで完成。
簡単です。
こんな感じでテンションかけてやれば多少の風でも倒れません。
ちなみに炎を見たいのでカスタマイズしてあります。
耐熱ガラスの扉
デフォルトは下。
付け替えも簡単でした。
もうひとつカスタマイズ。
一番の難点はロストルが無いので薪が燃え残りやすいという点でした。
しかし、最近いいものを発見!ダイソーに売ってあるスチールラック!
これが、ちょうど中にはいってロストル代わりになるんです!
要は薪とそこに空気の通り道ができやすくなるんです。
これをロストル代わりに使いだしてから、薪の燃え残りは格段に減りました!
また、取っ手がついてるので簡単に持ち運べます。
ホンマ製作所時計型薪ストーブを8年使ってみてのメリット・デメリットまとめ
いかがでしたでしょう?
九州といえども冬キャンは寒いです。
これがあれば真冬でもテントの中はシャツで過ごせます。
最後に、最も注意しなければいけないのは二酸化炭素中毒です。
二酸化炭素測定器もただ持ってるだけじゃ何の役にも立ちません。
こまめに見て細心の注意を払うようにしてください!
まだまだ冬キャンまでは時間があります!
じっくり考えて、自分のキャンプスタイルに合ってストーブを探してみるのもいいですね!
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