ども、イマシタです。
皆さん「ジョハリの窓」というグループワークご存じですか?
企業やなんかで自己分析のために取り入れられてたりするんで、ご存じの方も多いとは思います。
ジョハリの窓は、自己分析をしながら他者との関係を知ってコミュニケーションを模索する心理学モデルとして生まれました。ジョハリの窓はもともと1955年にアメリカで開催された「グループ成長のためのラボラトリートレーニング」の席上で「対人関係における気づきのグラフモデル」として発表されたものです。
https://www.kaonavi.jp/dictionary/johari/より引用
imagina-lに所属している若い子から、これを声優・ナレーションバージョンにしたものができないかとの提案があり
面白そうなのでやってみました!
やってみるといろんな気づきがあったので、そのワークのやり方を解説してみたいと思います。
- 声優・ナレーターとして自分の長所を知りたい
- 声優・ナレーターとして自分の短所を知りたい
- 声優・ナレーターとして自分を第三者的に見つめなおしたい
という方、お友達や仲間と試してみてはいかがですか?
参考
声優・ナレーターバージョンのジョハリの窓のやり方
理想の声優・ナレーター像を考える
① 自分の思う、「いいナレーションをする人ってどんな人?」「好きな声優さんはどんなところが好きなんだろう?」を上げてみましょう。
目安としては10~20個くらい。
あくまで、「自分が思う」なので、自由に書いてかまいません。
なるべくポジティブなことを書きましょう。
なんぼでもかけると思ったのに12枚しか書けんかった…
ちなみに僕が挙げたのは
- 表現力がある
- いろいろな声が出せる
- 表情豊か
- 魅力的な声
- マイクのりがいい
- 説得力がある
- ほかのナレーションに興味を持ち研究している
- 相手の事を考えることができる
- 求められた以上のことができる
- 自分の声を知っている
- インプットだけでなく、アウトプットできる
- 自分自身を本当の意味で理解している。
- イメージ力がある(これは途中で思いついて追加)
なんか、最後の方になるにつけ精神論みたいな感じですが
自分が思う事なんで自由に書いていいんです!
書いたものを出す
②それぞれが書いたものを見せあって、30~50個くらいにまとめましょう。
後でカテゴリーに分けるので似たようなものは近くに置きましょう。
下の写真は上の写真を拡大したものなんですが
魅力的な声の周りに、味のある声質など「声」に関するワードが集まっています。
自分で出すときにこれはどういう意味か説明しながら出していきます。
ちなみに「魅力的な声」カードを出したのは僕なんですが
声の高低とか出し方ではなく、自信に満ちた声の事。という事は自分の声がどういう声なのか把握しておくことが大事
みたいなことを言うとりました。
これも自分が勝手に思ってることなんで正解・不正解はないんです!
こういうワークでは大事なことなんですがその人の思い・考えを否定はしないでください。
必ず受け入れましょう。
後で語り合いの時間があるので、その時に自分の意見が言えますから。
カテゴリー別け
③ある程度のカテゴリーに分け、そのカテゴリーの代表の言葉を書きだします。
- コミュニケーション能力が高い
- いろんな声が出せる
- 魅力的な人間
- すぐ対応できる
- 求められた以上のことができる
- 表現豊か
- 表情豊か
- 技術力がある
- イメージ力がある
- 自分を知っている
- 音感がいい
- マイクのりがいい
- どんな原稿にも対応できる
- 声に説得力がある
- 読解力がある
- 伝える力がある
- 学び続けている
- アウトプットができる
の18個。
あくまで、これはこの場にいた人たちの考えであって、違うメンバーとやったら、また、違う感じになると思います。
自分が当てはまる項目を選ぶ
④みんなで選んだカテゴリ別に自分が当てはまるものは何か考えてみましょう。
ちなみに僕は
- ③魅力的な人間
- ④すぐに対応できる
- ⑤求められた以上のことができる
- ⑥表現豊か
- ⑦表情豊か
- ⑨イメージ力がある
- ⑩自分を知っている
- ⑪音感がいい
- ⑮読解力がある
- ⑯伝える力がある
- ⑰学び続けている
- ⑱アウトプットができるを選びました。
魅力的な人間を自分で選ぶのはなかなかハズイのじゃが、自信をもって選んだぞよ!
ほかの参加者が当てはまる項目を選ぶ
⑤みんなで選んだカテゴリ別に他の参加者一人ずつに当てはまるものは何かを考えましょう。
これが結構難しかったのですが、自己開示を複数人で行うので
十分信頼関係の取れているメンバーと実施したほうがいいと思います。
コツは、「どちらかといえばできてる!」くらいの感覚でもいいと思います。
ジョリハの窓に当てはめてみる
⑥自分で選んだ項目と、ほかの参加者からもらった項目を照らし合わせ「ジョハリの窓」を完成させましょう。
開放の窓 | 自分も、ほかの参加者も選んだ項目 |
盲点の窓 | 自分は選んでないが、他の参加者は選んだ項目 |
秘密の窓 | 自分は選んでいるが、ほかの参加者が選んでいない項目 |
未知の窓 | 自分も、ほかの参加者も選んでいない項目 |
ちなみに僕は
みたいな感じ。
完成した4つの窓から解釈できること
開放の窓
自他ともに分析が共通している項目が集まる項目です。
ここにある自分の能力や強みは、発揮(開示)できていているということです。
盲点の窓
自分は知らないけど、ほかの人は知っている項目です。
自分が気づいていない、もしくは不得意と思っていた事があるかもしれません。
後でやるディスカッションで、この窓に当てはまる事柄を書いてくれた人と話すことで
自己への理解を深めることができるかもしれません。
秘密の窓
自分が知っていて、他の人は知らない項目です。
意図的に開示していない事もあるかもしれませんが、そうでない場合は少しずつ開示していく
ことで、自身の能力向上につながるかもしれません。
未知の窓
誰も知らない項目です。
ここは伸びしろともいえる部分。
ここにある項目から、次の自分の目標や課題を見つけて見るのも良いかもしれません。
※注意
他人からもらった自分の評価が思ってた以上に悪く、ショックを受ける人もいるかもしれません。
もしかしたら気持ちが落ち込んでしまうこともああるかもしれません。
占いや心理テストくらいの気持ちで取り組んでみてください。
集計した後にディスカッションを行うことで、自分が選んだ事柄や、他の人のことについて話すことができるので、その時に考えを共有しましょう。
参加したメンバーでディスカッションしてみよう
⑦実践した後は、その結果や他の参加者がなぜこの項目に丸を付けたのかなど話してみましょう。
例えば、自分の「未知の窓」に書かれている事柄が「開放の窓」にある人がいるかもしれません。
デスカッションをすることで、その人と協力して話し合えば、自分の「未知の窓」にある事柄を
「開放の窓」に持って行くことができるかもしれません。
感想を言い合うだけでもかまいません。自由に話をしましょう。
※注意:自分の完成した窓を他の人に見せることは絶対ではありません。
無理に見せるよう持ち掛ける人がいたら、ファシリテーター(導く人)役の人が止めてあげてください。
あと、この記事を書きながら考えたんですが、今回僕以外の3人とのワークだったんですが
人数が少ないこともあり一人でも認めていれば盲点の窓に入れていいことにしたんです。
だから1人しか認めてくれてない限りなく「秘密の窓」に近い盲点の窓もあるわけです。
盲点の窓で認めてくれた人は何で認めてくれてるのか?
認めてくれてない人は何で認めてくれてないか?
その違いを比較してみると、より理解が深まるかもしれません。
「ジョハリの窓」を声優・ナレーターバージョンでやってみた‼まとめ
いかがでしたか?
今回は僕だけ極端に年齢が上だったので、場数も違うわけですから書き出す内容が難しいこと(経験者しかわからない高度なこと)だったかもしれません。
気も使うでしょうし。
最初に書きだすときに「自分自身を本当の意味で理解している。」なんて書くあたり、
このワームに向いてない。
だって、それを知る為のワークなんじゃからのう
でも、ほかのメンバーは各々気付きや改善点を見つけたみたいです。
次回からはファシリテーターに徹して見守ってやりたいと思います。
同年代のナレーターとするのは面白いかもね。
皆さんもやってみて、自分を見つめなおす時間を作ってみてはいかがでしょう?
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